臨床病理症例検討会
2022年02月17日
こんにちは!獣医師の市川です!
今月も臨床病理症例検討会に参加してきました。
血液の塗抹標本をみていただき、体に起きている変化に関してご相談させていただきました。
機械による検査結果が必ずしも全て正しいとは限らず、その結果に隠れている背景を予想した上で診断、治療を考えていかなくてはならないです。
ちょっとした変化を見逃さないように今後も精進していきたいです。
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2022年02月17日
こんにちは!獣医師の市川です!
今月も臨床病理症例検討会に参加してきました。
血液の塗抹標本をみていただき、体に起きている変化に関してご相談させていただきました。
機械による検査結果が必ずしも全て正しいとは限らず、その結果に隠れている背景を予想した上で診断、治療を考えていかなくてはならないです。
ちょっとした変化を見逃さないように今後も精進していきたいです。
2022年02月13日
こんばんは!看護師の渡辺です。
こいぬこねこセミナー今回は【ねこちゃんの行動】についてでした。
犬の行動学は学校で学んでいたのですが猫の行動学を学ぶことはほとんど無かったので楽しかったです。
ねこちゃんの問題行動や行動が出るきっかけなど学びました。
わんちゃん同様ねこちゃんにも問題行動はあります。
例えば噛み、引っ掻きなどが挙げられますがこれらはねこちゃんからしたら<自分を守るための手段>であること。
私たち動物病院スタッフや飼い主様達がそれぞれその子が起こした行動について理解してあげること。
寄り添っていくことを学びました!
私も普段の生活でもっとねこちゃん達といい距離で関わるように心掛けます💪
2022年02月10日
こんにちは、看護師の松下です。
先日、JAHA主催のシニアセミナーの第4回を受講しました。今回のテーマは高齢動物の栄養管理でした。
ペットが高齢になってくると今までのフードで大丈夫か、心配される飼い主さんもいらっしゃるのではないでしょうか。
高齢になると身体の機能が低下し病気になったり、活動性が落ちることで肥満になりやすくなったりすることがあります。例えば、高齢猫では腎臓病が多くみられるので、低リン・低タンパク質のフードを与えたり、認知症を予防するために不飽和脂肪酸を含んだフードを与えたりする事もあります。
高齢になったからといって必ずしもフードを変える必要はありませんが、場合によってはシニア用フードや療法食に変更したほうがいいかもしれません。体調面で気になる事があれば一度ご相談ください!
2022年02月06日
こんにちは、獣医師の森本です。
先日、整形外科の実習に参加させていただきました。
今回は前十字靭帯断裂の時の手術方法を学びました。
前十字靭帯とは膝にある靭帯のことで、膝が前に出過ぎることを防いでくれる役割があります。
この靭帯が切れてしまうと膝の安定性が無くなりうまく歩けなくなってしまったり、切れた靭帯などが炎症を起こして痛みの原因になるなどの悪影響が出てしまいます。
この病気に対する手術は何種類かあるのですが、今回学んだのは糸によって膝が前に出るのを防ぐ術式でした。
経験数の多い先生から一つ一つ教えていただけたので、かなり充実したセミナーとなりました。
こうして学んだことを多くのご家族様に提供できればと思います!
2022年02月02日
こんにちは、看護師の松下です。
先日、1か月間のONE千葉どうぶつ整形外科センターでの研修を終えました!終わってみると本当にあっという間でしたが、普段と違う経験や学びがあり、濃い時間を過ごせたのではないかなと思います。
整形外科疾患やリハビリについて学べただけでなく、動物看護師として私に不足している部分やこれからの仕事に対する姿勢なども教えていただき、貴重な経験でした。
研修は終えてしまいましたが、ミズノ動物クリニックでも学んだ事を活かして、私の目指す動物看護師になれるよう精進したいです。
2022年02月01日
こんにちは、獣医師の森本です。
先日、オンラインの腫瘍科のセミナーを受講しました。
今回はご家族様へ病態の伝え方といった腫瘍科診察の基礎から、体の表面にできる腫瘍についての勉強しました。
ご家族様への伝え方では「これは何の腫瘍であるか」、「今後どうなるのか」、「どうすればいいのか」といった3つのポイントをいかにわかりやすく伝えることができるかが重要であるといった、言われてみれば当たり前のことをあらためて認識させられました。
また、体の表面にできる腫瘍の8割は良性のものと言われていますが、その中には大きくなることによって切除が難しくなってしまうものや良性だったものが悪性化してしまうものがあることを学びました。
あらためて基礎的なところから勉強すると新しい発見や今後への気づきなどがあり、とても参考になりました。
この学びをいかして今後の診療にのぞんでいきたいと思います。
2022年01月31日
こんにちは!獣医師の市川です!
今回もwebでの腎泌尿器セミナーを受講しました。
第4回のテーマは「蛋白尿」でした。
通常尿中にはタンパク質は検出されませんが、腎前性、腎性、腎後性の主な3つの原因により、尿中にタンパク質が認められることがあります。
しかし、尿におけるタンパク質は濃度で示されるため、腎臓の濃縮機能によってその数値のもつ意味合いが大きく変化してしまいます。(同じ数値でも濃い尿での値と薄い尿での値で大きく意味合いが変わってしまいます)
クレアチニンという物質は尿排泄される上に濃縮の影響を受けないため、尿中のクレアチニン濃度と比較することで尿中のタンパク濃度を補正する方法(UPCやUAC)があり、この項目を用いた原因の分類法などを学びました。
またタンパク尿が認められる疾患として代表的な蛋白漏出性腎症やその診断で役立つ腎生検に関しての手技も学びました。
今後の診察にすぐ活かせる内容でしたので、適切な対応が取れるよう頑張りたいと思います。
2022年01月29日
こんにちは、看護師の石井です。
今回は麻酔の方法について学びました。
麻酔の方法には大きく分けて2種類あります。
局所麻酔と全身麻酔です。
局所麻酔も細かく分けると2つに分けられ、表面麻酔などそのまま部位に垂らしたりするものと、痛みを感じる神経そのものを遮断する区域麻酔法というものがあります。この区域麻酔法は上手くいけば最強の鎮痛法になるそうです。
しかし、強力な鎮痛作用があるため術後一時的に運動機能の消失が伴うので、ケアが必要だと分かりました。
局所麻酔薬でも、使う用途で麻酔薬の種類が異なり術中・術後に適しているものや、短時間の処置に適しているものがあります。局所麻酔薬では使用の仕方などを間違えてしまうと中毒になり危険な物もあるので管理方法には十分注意が必要ということも学べました。
手術中に獣医師に薬を渡す時役に立つ知識を学べたので活かして行きたいと思います。
2022年01月29日
こんにちは、看護師の石井です。
先日村山先生の皮膚科セミナーを受講しました。
今回は食物アレルギーについてでした。
来院される飼い主様のなかでもうちの子食物アレルギーかも、とおっしゃる方がいらっしゃいます。
実際に見分けるのは難しいそうです。
同じような症状が出るのが、アトピー性皮膚炎というものです。では、どうやって見分けていったらいいのか。。。
2つともに共通しているのは、左右対称性に皮膚に症状が出ることです。
違いは季節性です。アトピーは比較的涼しい冬は落ち着く傾向があります。
それに対して、食物アレルギーは季節によって食べるものを変えないため、冬でも関係なく、年中症状が出ます。食物アレルギーは何が原因となっているのか調べるにはアレルギー検査や、除去食試験と言って考えられる食物を抜いた食事を与えて行く必要があります。
今回村山先生のお話で皮膚病の子は耳が汚れている傾向にあるそうです。耳と皮膚の痒みの管理はとても難しいので長期戦になってしまいますが、少しずつ地道に治療することが大事だと思います。
私は今回皮膚科の診察も拝見させて頂いて、とても勉強になりました。これからもっと知識を深めて行きたいと思います。
2022年01月28日
こんにちは!獣医師の市川です。
今月もctセミナーを受講しました。
今回のテーマは「生殖器および門脈シャント」でした。
生殖器に関しては若齢の子で認められる潜在精巣や腹腔内の卵巣の捜索、および中高齢の子で認められる精巣や卵巣の腫瘍化に対してのアプローチを学びました。
精巣や卵巣は左右一対で存在するため、今見つけているものが右側なのか左側なのかを調べるためにも血管の走行を解剖学的に理解しておくことが大切になります。
門脈シャントに関しては血管異常の疾患で、通常だと腸を含めた各臓器からの血液は門脈という血管に集まって肝臓を経由し、後大静脈という太い血管に流れていきますが、生まれつきの血管奇形や後天性の原因によって肝臓を通らない迂回ルートの血管ができてしまうものです。(門脈から直接後大静脈に血液が流れ込んでしまいます🩸)
これにより肝臓に行く血液量が少なくなるので肝臓自体が小さくなる小肝症や、肝臓での解毒がされないためアンモニア血症といった様々な症状が出てくる可能性があります。
ctでは造影剤を使うことで血管の走行を確認することができるため、血管異常の検査に非常に有効とされています。
今回はその技術や基礎知識をご指導いただきましたが、実際にやってみるとかなり大変で肩凝りが一瞬で酷くなりました 笑
細かい血管を一つ一つ丁寧に追う必要があるので、しっかりと診断ができるように精進したいと思います。