セミナー参加報告

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臨床病理学セミナー

2016年12月06日

こんにちは、獣医師の松井です。

先日、参加した臨床病理学セミナーの中に猫ちゃんのコロナウィルス感染症がありました。

 

症状としては、その子は胸水が溜まっており検査をしたところコロナウィルスが検出されました。
コロナウィルス感染症は基本的に治療法はありません。死亡の原因となるのは炎症性症候群です。この炎症を治療によりコントロールして、猫ちゃん自身の免疫力で対抗することが必要です。

 

このコロナウィルス、検査は検査センターでの遺伝子検査になります。
少し難しい話になりますが、遺伝子中のスパイクタンパクという部分の変化を検出して調べます。このスパイクタンパク、ワンちゃんのコロナウィルスにも存在します。何がしかの要因でワンちゃんと猫ちゃんのコロナウィルスがくっついてしまうと、I型と呼ばれていたウィルスがコロナウィルスII型になってしまい、こうなると検出されません日本はこのII型ウィルスも多いそうです。

 

I型も、II型も変異して病原性をもちます。検知しにくい型のウィルスに病原性をもって欲しくはないですね。

 

セミナー後、院長、足立先生と印西にある24時間空いている某居酒屋さんにいきました。
治療の話や研修の話、患者さんを待たせずを診察するためのスタッフのやりとりなどなど、時間がとれるこうした時に話してたりします。
ただ呑んでるだけではありません。

そして、院長ごちそうさまでした 笑

院内リハビリセミナー

2016年12月06日

こんにちは看護師の田村です

 

先日院内でリハビリセミナーが行われましたのでお伝えいたします。

今回は、
•理学療法の種類
•入院管理におけるリハビリテーション
についてでした。

まずは理学療法の種類についてです。
理学療法は大きく分けて運動療法と物理療法に分けられます。

 

〈運動療法〉
関節可動域運動・・・関節の動きを改善する為に人の手で負荷をかけていきます。関節の疾患によりその周りの組織が固まってしまい動かせる範囲が狭くなってしまいます。特に疾患がない子でも可動域を維持する為に予防的に行うこともあります。

筋力維持・増強運動・・・立ったままや座ったままの姿勢を維持する起立訓練、座位訓練を行い体幹筋を鍛えます。またオスワリの姿勢から立たせるスクワット運動を行い筋力を増強します。

筋弛緩運動・・・筋肉が緊張した状態を低下させる、また痛みの軽減の為にマッサージを行います。マッサージを行うことにより精神的にも身体的にもリラックス効果があると言われています。
水治療法・・・水中トレッドミルや水泳を行います。水中で行うことにより、地上より体重負荷の軽減、水流でのマッサージ効果、水圧により痛みや筋緊張の軽減、血流の改善などの効果があります。

 

〈物理療法〉
冷却療法・・・急性期の炎症に行います。手術後のケア、運動後やリハビリ後に痛みの緩和、炎症を抑える為に行います。
温熱療法・・・慢性炎症、慢性疾患に行います。また、運動前に行うことにより筋肉のリラックス効果により活動増加にも繋がります。
他にも超音波療法、電気刺激療法、レーザー療法などがあります。

 

次に入院管理におけるリハビリテーションについてです。
入院中の食事管理、体重管理、排泄の確認などを行うことは日常の入院管理でもありますが、日常生活を送る上での問題を改善できているかを見ることにも繋がりリハビリテーションの一つになります。

手術後はアイシングを行ったり、その子に合わせた運動療法、物理療法を行います。
退院後は自宅でのリハビリ、通院によるリハビリによりそれぞれの機能回復を目指します。

リハビリテーションは、獣医師、看護師、患者様が一丸となって進めていきます特に飼い主様のご協力がとても大切になります。

飼い主様と話し合いながらその子によって無理のない目標を設定し、リハビリのプログラムを組んでいきます。
私は看護師の立場としてスムーズにリハビリが行えるようサポートできるようにしていけたらと思います

 

先日つくば山に登ってきました
つくば山初登山です
予想していたより、険しい道のりでしたが無事登りきることができました
最近運動不足だったのでとても疲れましたが、登りきったときはとっても気持ち良かったです

紅葉も色づいてきていてとても綺麗でした

整形外科セミナー

2016年11月14日

こんにちは、獣医師の松井です。

 

月に一度の整形外科セミナー、今回は骨盤骨折と上腕骨遠位Y字骨折でした。

 

骨盤骨折は腸骨体と呼ばれる部分の骨折を想定して行なわれました。写真の矢印部分です。
プレートを使用して行ないましたが、離れた骨同士を圧迫してはいません。腸骨部の骨折においては圧迫することで骨が本来の位置からずれてしまうためです。中和プレートと呼ばれる圧迫を加えないやり方です。

上腕骨関節内骨折では、各班に分かれて治療法を考えるというものでした。
写真はその中で優秀とされた骨模型のひとつです。3つに分かれた骨の小さい部分2つをラグスクリューで1つにして、それをプレートで1番大きな骨に固定するというものでした。

少し前に、埼玉の秩父にある両神山に登ってきました。
紅葉には少し早いかなという時期でしたが標高が上がると綺麗に紅葉にしてました。

パピースタッフセミナー

2016年11月12日

こんにちは!看護師の菅野です。

先日パピーケアスタッフのセミナー第2回目を受講してきました!
今回のテーマは「犬の選び方とニーズ」についてです。
犬を飼うならどのようなポイントで選ぶかを学びました。

 

*自分に合った犬種を選ぶ。
どんな犬にも長所、短所はあります。それを理解した上で飼う事。
また飼う人の性格や体力、ライフスタイル、住環境、家族構成などに合わせて犬を選ぶ必要があります。

 

特定の犬種を飼うと決めている場合は、飼う目的もはっきりしておくが大切です。
例えばドックスポーツを一緒に楽しむ為に飼うのと室内でのんびりとした生活一緒に送る為に飼う犬では明らかに犬種選びも変わってきます。

他にも入手先、月齢、性別、親兄弟と離れた時期なども検討して下さい。

初めて犬を飼う、または2頭目を検討中の方など選ぶ時の参考にしてみて下さい。

 

 

最近のメイさん……
太ってるー>_<
モリモリ食べて可愛く丸くなっちゃいました(ー ー;)♡
いっぱい遊んで動いてダイエットしてもらいます!笑

臨床病理学セミナー

2016年11月11日

こんにちは。
獣医師の足立です。

 

暖房が必要な気温に下がってきましたね。
冬と言えば、スノーボード
スノーボードが楽しみな季節になってきました。
今年も行かねば。

 

先日、月一回の臨床病理学セミナーに参加してきました!今回の他院の発表では、珍しい症例がたくさんでした。その1つをご紹介しようと思います!

 

15歳の大型ミックス犬、上顎歯肉にできものができた症例です。ゆっくり拡大し、現在15㎝大まで大きくなっているとのことでした。今回はそのできものの細胞診でした。

 

紡錘形の細胞が多かったため、ゴールデンレトリバーやラブラドールレトリバーに多い線維肉腫が一番疑われるとのことでした。口の中にできた腫瘍であるため、今後ご飯が食べられなくなったり、呼吸がしにくくなる可能性もあるとのことでした。食事に関しては、頚部食道チューブの設置を勧められました。頚部食道チューブとは、首のあたりからチューブを入れて、そこから食事を入れるものになります。

 

食餌の管理も大切となってきます。ガンが好きな物を避け、ガンが嫌いな物で栄養を取れるのであれば、それがベストとなります。ガンが好きな物は、グルコースや炭水化物になります。ガンが嫌いな物は、脂肪酸(オメガ3、オメガ6)になります。つまり、ワンちゃんが食べてくれるのであれば、マグロのトロでもいいそうです!食餌の大切さを改めて感じました。


久々の登場、ロップイヤーのロッキーです。
もう10歳でいいおじいちゃんですが元気いっぱいです。


これは毛づくろいをしている。
写真だと可愛さが半減してしまいますが、うさぎの表情は本当に豊かで見ていて飽きません。
これからも元気で長生きしてね。

improve外科セミナー

2016年11月11日

こんばんは、Dr.須郷です。

 

今月も滋賀で行われた外科のセミナーに参加してきました。
今回は実習だったので、講義で習ったことを実際に練習しました!

 

具体的には
•様々な皮弁法(傷が大きく、通常の縫合では傷が閉じない時に使います)
•タイバック法(喉頭マヒを改善する手術)
•唾液腺切除術
•全耳道切除術(重度の外耳炎、中耳炎の子に対して行う手術)
•短頭種症候群に対する手術(ブルドッグ、フレンチブルドッグちゃんなどですぐに呼吸が苦しくなる子に対して行う手術)
を中心に学びました。

 

学んだことを活かして頑張って行きたいと思います!
無理やり手術を勧めることはしないので安心してくださいね。

眼科セミナー

2016年11月07日

こんにちは(^^)
獣医師の石井です。

 

今月も眼科のセミナーに行ってきました!
今回のテーマは、「点眼薬」でした。

 

点眼薬は、目の病気の治療の大部分に使用されます。
点眼薬には、1日1本使い切りのものや、液体と粉を混ぜて使うもの、軟膏タイプのものなどいろいろな種類があります。

 

薬ごとに冷蔵保存だったり、遮光保存だったりと保存方法が異なります。
処方された袋に入れて、書かれた通りに保存してくださいね!
また、点眼薬は、1回開けてしまうと1ヶ月から1ヶ月半しか効果が続かないので、それまでに使い切って頂くか、残ったものは、使わずに捨ててください。

 

点眼の方法のポイントとしては、
1人で行うときは、少し高い台の上などでやると、動きづらくなるそうです。
また、前から点眼すると嫌がることが多いので、後ろから近づけていき、目にさします。
目薬は、いっぱいさしてもほとんどが目から溢れ出てしまうため、1滴で充分です。
目から溢れた目薬は、そのままにしておくと、痒くなったりすることがあるため、コットンなどで優しく拭き取ってあげるといいそうです。

点眼のやり方など、わからないことがあれば、お気軽に相談してくださいね☆

 

先日、横浜に遊びに行ってきました(*^^*)
中華街でおいしいもの食べ歩きしたり、カップヌードルミュージアムで、オリジナルカップヌードルを作ったりして、楽しかったです^o^

ハロウィンだったので、あちこち仮装した人がいっぱいですごかったです(*_*)

院内麻酔セミナー

2016年10月27日

こんにちは、Dr.スゴウです。

数日前は喉の痛みがあり、このまま声がオネエになったらどうしようかと不安でしたが、喉の痛みが引いてホッとしています。

 

火曜日の夜に行われた麻酔セミナーで麻酔薬について勉強しました。今回は獣医師がよく用いる代表的な鎮痛薬、鎮静薬、麻酔薬について具体的な薬ごとにその特徴と注意点について勉強しました。

 

基本的にはそれぞれの薬に長所と短所がありますが、併用することで短所を打ち消すような使用法や、バランス麻酔といって複数の薬を併用することでそれぞれの使用量を減らし、より安全に麻酔がかかった状態を維持する方法についての内容でした。

麻酔セミナーも今回で三回目になりますが、毎回勉強になります。

学んだことを取り入れてより動物にやさしい麻酔を心がけたいと思います。

 

先日久しぶりに大好きな竹岡ラーメンを食べに行ってきました。今回は土日で混雑していたのでチャーシューメンが注文できず、大盛りラーメンになりました。初めて味濃いめにしましたがさらに醤油のパンチが効いてて美味しかったです。

歯科セミナー

2016年10月25日

こんにちは!
獣医師の足立です。
最近冷え込んできましたね。風邪気味の方が増えているので、みなさんお身体にはお気をつけくださいね。

 

先日、歯科セミナー第4回目に参加してきました!今回で最後の講義となります。今回のテーマは『抜歯の適応症と抜歯の実際』でした。

 

抜歯をしなくてはいけない時って、どういう時だと思いますか?抜かなくてはいけない歯もありますが、できれば残してあげたいですよね。抜歯が必要な場合は、

1)歯周疾患があり保存治療による回復が望めない歯
2)折れて神経も見えてしまっている歯
3)2/3以上が折れてしまっている歯
4)レントゲン検査で歯根に外部吸収がある歯
5)顎の骨折部にある歯周病のある歯
6)軟部組織を傷害する不正咬合歯
7)歯周病の発生リスクの高い歯
8)埋伏歯
9)変色歯
10)口内炎などの対症療法&外科処置後の不正咬合の緩和など

の10通りが適応となります。どれも歯・歯肉の状態、レントゲン検査によって判断します。

 

もう1つ、抜歯をしなくてもいいかの判断材料になるのが、飼い主様がどこまで歯のケアをできるか?になります。歯のケア、すなわち歯磨きになるのですが、前歯のみできるのか?奥の歯・内側もできるのか?によっても変わってきます。ワンちゃんがどこまで耐えられるか?にかかってるんですね!しっかり歯磨きができる子であれば、歯を温存することが可能となることもあります。人も一緒ですが、改めて歯磨きの大切さを感じました。

 

あとはワンちゃん自身の状態も大切です。歯の処置をしたあとは、基本的に半年ぐらいの間隔で麻酔下での歯の検診・処置をしてあげることがベストとなります!なので、心臓病を患っている子や麻酔のリスクが高い子に関しては、一度に全ての処置、すなわち抜歯の必要がある歯はすべて一度に抜いてあげた方が負担が少なく済みます。

 

抜歯が絶対必要か?抜歯した方がいいのか?総合的に判断していく必要があることを、今回のセミナーで改めて感じました。歯を守って美味しくご飯を食べ続けてもらうためには、やっぱり歯磨きが大切なんだなぁと身に染みて感じさせられました。歯の日常のケア、口臭・歯垢・歯石について、なにかありましたら、ぜひご相談ください。

先日、久々にスタバに寄ってきました。
お目当ての「ネクタリンピーチクリームフラッペチーノwithティーババロア」をいただいてきました。めちゃめちゃ美味しかったです。やっぱりピーチと名がつく物はハズレがないです。


患者様にいただいたバームクーヘン。
みんなで美味しくいただきました。
ニャンタちゃん、いつもありがとうございます。

眼科セミナー

2016年10月24日

こんにちは!
獣医師の石井です。

 

先日、月に1回行かせていただいている眼科のセミナーに行ってきました。

 

今回は、眼科の検査の流れを勉強してきました!

眼科の検査の流れは、禀告、眼科検査、散瞳処置、検査、評価・治療の順で進めていきます。

 

まず、禀告で、飼い主さんにお話を聞いていきます。
どんな症状なのか、いつからなのか、片方の眼だけなのか、今までどんな病気にかかったことがあるかなどを聞いていきます。

 

わんちゃんの場合、品種や毛色が大きなヒントにいるときなることがあります。
わんちゃんの眼の病気の多くは、遺伝性だと言われているため、ワンちゃんの種類やどこからお家に来たのかを知ることがすごく大切です。

また、毛色を決めているメラニンという色素がお腹の中にいるときに眼の発育に関わっていると言われているので、毛色も大切なヒントになります。

 

次に、検査をしています。
はじめに、目の周りを見ていきます。
目が大きくなっていたり、凹んだりしていないか、充血していないか、目ヤニの有無などを確認します。
目ヤニが出ていた場合は、目ヤニの色や性状も確認します。

 

次に、目がちゃんと見えているか、光に反応して瞳孔の大きさがちゃんと変わるかなどを確認します。

 

それから、前回勉強したような、涙の量
を調べる検査や、スリットランプ検査、眼圧検査、フルオレセイン染色検査などを進めていきます。

 

一通り検査をした後に、散瞳処置をして、スリットランプ検査や眼底検査をします。
散瞳させることで、瞳孔が大きくなるので、眼を隅々まで見ることができるようになります。

 

症状や検査結果などから診断結果し、治療を考えていきます。

眼の病気は早く見つけてあげるほど、できる治療の選択肢が広がります。
少しでも異変を感じたら、出来るだけ早く一度病院に連れてきてあげてくださいね(*^^*)

 

先日、私が飼っている猫ちゃんの去勢手術をしました!!
手術したら少しは大人しくなるかなーと期待しましたが、パワフルなままでした笑


ブログには初めて登場するあぽろです☆
パワフルすぎて困るときもありますが、甘えてくるところはとってもかわいくって、ついつい許しちゃいます笑(*^^*)