セミナー参加報告

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皮膚科セミナー

2022年01月29日

こんにちは、看護師の石井です。

先日村山先生の皮膚科セミナーを受講しました。

 

今回は食物アレルギーについてでした。

来院される飼い主様のなかでもうちの子食物アレルギーかも、とおっしゃる方がいらっしゃいます。

実際に見分けるのは難しいそうです。

同じような症状が出るのが、アトピー性皮膚炎というものです。では、どうやって見分けていったらいいのか。。。

2つともに共通しているのは、左右対称性に皮膚に症状が出ることです。

違いは季節性です。アトピーは比較的涼しい冬は落ち着く傾向があります。

それに対して、食物アレルギーは季節によって食べるものを変えないため、冬でも関係なく、年中症状が出ます。食物アレルギーは何が原因となっているのか調べるにはアレルギー検査や、除去食試験と言って考えられる食物を抜いた食事を与えて行く必要があります。

今回村山先生のお話で皮膚病の子は耳が汚れている傾向にあるそうです。耳と皮膚の痒みの管理はとても難しいので長期戦になってしまいますが、少しずつ地道に治療することが大事だと思います。

私は今回皮膚科の診察も拝見させて頂いて、とても勉強になりました。これからもっと知識を深めて行きたいと思います。

 

ctセミナー

2022年01月28日

こんにちは!獣医師の市川です。

今月もctセミナーを受講しました。

今回のテーマは「生殖器および門脈シャント」でした。

生殖器に関しては若齢の子で認められる潜在精巣や腹腔内の卵巣の捜索、および中高齢の子で認められる精巣や卵巣の腫瘍化に対してのアプローチを学びました。

精巣や卵巣は左右一対で存在するため、今見つけているものが右側なのか左側なのかを調べるためにも血管の走行を解剖学的に理解しておくことが大切になります。

門脈シャントに関しては血管異常の疾患で、通常だと腸を含めた各臓器からの血液は門脈という血管に集まって肝臓を経由し、後大静脈という太い血管に流れていきますが、生まれつきの血管奇形や後天性の原因によって肝臓を通らない迂回ルートの血管ができてしまうものです。(門脈から直接後大静脈に血液が流れ込んでしまいます🩸)

これにより肝臓に行く血液量が少なくなるので肝臓自体が小さくなる小肝症や、肝臓での解毒がされないためアンモニア血症といった様々な症状が出てくる可能性があります。

ctでは造影剤を使うことで血管の走行を確認することができるため、血管異常の検査に非常に有効とされています。

今回はその技術や基礎知識をご指導いただきましたが、実際にやってみるとかなり大変で肩凝りが一瞬で酷くなりました 笑

細かい血管を一つ一つ丁寧に追う必要があるので、しっかりと診断ができるように精進したいと思います。

ONE千葉どうぶつ整形外科センター研修

2022年01月23日

こんにちは、看護師の松下です。

早いもので、ONE千葉どうぶつ整形外科センターでの研修も後半に入りました。最初は余裕がなくあたふたしていましたが、少しずつ慣れてきて考えながら行動できるようになってきたかなと感じています。

今週は入院している動物へのリハビリなどにも参加させていただきました。具体的には、マッサージや徒手運動、ウォータートレッドミルなどを行いました。少しずつ動物が良くなっていく姿に生命力を感じて、とても感動しました✨

来週で研修は終了してしまいますが、残りの時間を大切にたくさん学びたいです。

接遇セミナー

2022年01月23日

こんにちは!看護師の宮本です。

先日接遇セミナーを受講しました!

 

今回のテーマは医療コミュニケーション🩺

 

飼い主さんとの受付でのやりとりや電話の応対、診察室でのお話の仕方など、色々な状況での接遇を学びました。

 

例に当てはまる事ばかりではありませんが、

最善を尽くしていきたいです。☺️

 

 

 

 

 

 

JAHAシニアセミナー第3回

2022年01月21日

こんにちは☀️看護師の石井です。

先日JAHAのシニアセミナー第3回目を受講しました。今回は整形疾患とそのリハビリについて学びました。

今回は講師の先生が実際にいた症例を紹介しながら説明して下さいました。術後の生活で食事のケア、歩行時のケアなど飼い主様も簡単に実践出来ることがあったので機会がある時にはお伝えして飼い主様も動物も安心して過ごせる環境作りのお手伝いをしたいと思いました。

また、リハビリをしていくことで効果がみえ、歩けるようになったり、筋肉量が増えたりする子もいて生活の質を向上させることができるので、リハビリはとても大切な事だなと改めて感じました。

VETS ACADEMY 外科看護コース

2022年01月21日

こんにちは、看護師の松下です。

先日、VETS ACDEMYさん主催の外科看護コースの第4回目を受講しました。今回のテーマは止血/輸血の方法でした。

止血は転んでてきた傷にかさぶたができるような過程をいいますが、外科的止血では、出血部位を結紮したり電気メスを用いたり、薬剤を使用する場合があります。

輸血は貧血や止血異常、低蛋白血症の動物に対して行われることがあります。実際に輸血を行う前に、動物の全身状態や血液検査、血液型判定、クロスマッチテストを行います。

クラスマッチテストとはドナー(供血動物)の血液がレシピエント(受血動物)に適合しているのかを調べる検査です。血液を混合して、溶血や凝集反応が見られれば輸血はできません。

当院でも輸血を行うことはたびたびあるのでとても勉強になりました!早いもので次回で最後のセミナーです。最後までしっかり学びたいと思います。

皮膚科セミナー

2022年01月20日

こんにちは!獣医師の市川です!

本日は同期の井上先生と一緒にオンラインの皮膚科セミナーを受講して参りました。

テーマは「内分泌疾患💊」ということで、皮膚の症状と関連する内臓臓器のトラブルに関して学んできました。

特に中高齢の犬ちゃんでは内臓のトラブルが皮膚のトラブルに直結することがあるため、その診断方法ならびに治療法を教えていただきました。

内分泌の機序は非常に複雑でこの症状が出てればこの病気が疑われるという断定した診断が困難であり、臓器同士での関わり合いを常に考えなくてはならないです。その分一つ一つを診断すると診断までにかなりの手間がかかるためこの作業を単純化してくれる今回のセミナーは大変役立ちました。

課題も提示されたので、しっかりと復習したいと思います!

臨床病理セミナー

2022年01月19日

こんにちは。獣医師の市川です。

本日は臨床病理セミナーに参加して参りました。

今回も普段の診察内容に対するアドバイスをいただき、今後の治療方針の見直しを行いました。

自身と病院全体のスキルアップのためにも一つ一つの検査を丁寧に今後も行いたいと思います。

画像診断webセミナー

2022年01月17日

こんにちは!獣医師の井上です🐈

先日画像診断のwebセミナーがありました。

今回の内容は胸部に病気のある症例のレントゲンを見て診断していくといったものでした。

特に胸の腫瘍で胸腺腫とリンパ腫を見分ける時にエコーと合わせるとレントゲンでは診断がつかないものも診断可能になる方法など論文ベースでのお話は分かりやすくすぐに実践に活かせる内容でした。

レントゲン画像は難しいが色々なことを語ってくれていることを実感できました。

大切なワンちゃんやネコちゃんが咳などしていた時は胸のレントゲンを撮るのもこういった病気の診断に活かせるので気になった方はご相談下さい。

腎泌尿器セミナー3回目

2022年01月17日

こんにちは、Dr.スゴウです。

webで受講している腎泌尿器セミナーの3回目を受講しました。

今回は排尿障害についてでした。

排尿障害とは尿の産生には異常がないが何らかの原因で排尿がうまくいかない状態です。

原因を2つに分ける事で整理し、神経原性と非神経原性に分けられます。

原因を調べるためには問診、尿検査、神経学的検査や画像検査(レントゲン、エコー、MRIなど)が重要になります。

神経原性は膀胱や排尿に関わる筋肉を支配する神経の異常で起こる排尿障害です。特徴としては尿意を伴わない事です。障害される神経の部位により治療薬が異なります。発見が遅くなると膀胱麻痺(治療をしても排尿機能が戻らない状態)になってしまうので早期発見が状態の改善には最も大切です。

非神経原性は先天性な尿路の異常、結石や腫瘍、前立腺の異常による尿路閉塞、切迫性尿失禁(尿意が頻繁にある状態)などがあります。

治療はそれぞれの原因に対するもの(閉塞の解除、炎症の抑制など)になります。