皮膚科セミナー
2021年11月13日
こんばんは、Dr.スゴウです。
先日院内で皮膚科のセミナーがありました。
今回は脱毛症についてでした。
特に毛周期停止(脱毛症X)という疾患について詳しく教えてもらいました。
毛周期停止はポメラニアン、トイプードル、チワワ、シベリアンハスキーなどでよく見られる疾患です。
四肢を残した体幹部の薄毛、脱毛が起こり、特に首、太ももの後ろが症状が強く出る事が多いです。
薄毛になる前に毛色、毛質の変化が生じる事が多いです。
原因はストレス、毛刈りなどの外的な刺激などにより毛が成長期にならずに成長が止まってしまう事です。
ただ、内臓に異常があり起こる疾患ではないので、症状として脱毛はありますが、寿命に影響することはないです。
治療は皮膚の血流をよくするビタミンEの補充や毛根にとどまり発毛機序に関わるLシステインなどを組み合わせて行っていきます。
また、最近ではアトピー性皮膚炎用に用いられるフードも育毛を刺激するため使用します。
毛のことでお悩みの方はスタッフにご相談ください。