こんにちは、獣医師のあさぬまです。
今週は本当に暑い日が続きますね☀
アイスがおいしい季節になってきました✨
寒い時は、チョコやカップアイスが恋しいですが、
暑くなると、ロックアイスやシャーベット系がおいしいですよね🍨
実は薬の中にも、凍らせると飲みやすくなる薬や、副作用が減る薬があるんです!
もちろん薬の保存方法には、薬に合ったものが存在するので、
ご不明な点は聞いていただければと思います。
さて、先日小動物CT研究会の第2回目が行われました。
今回もonline開催でしたので、zoomで約2時間のセミナーでした。
今回のテーマは「実際の撮影法」「肝臓の腫瘤」でした。
CTは3Dにも構成できるため、どんな姿勢でも撮影が出来ると誤解されがちですが、
実は撮影時の姿勢が非常に重要です。
いつも同じ条件で検査ができるように撮影することが、ひいてはよりよい検査につながるということを学びました。
肝臓のCTでは、肝臓に見つかった腫瘤=しこりに対してCTで悪性、良性がわかるのか?
という話が出ました。
結論は……
わかることもある!
です。
もちろん、CT検査はあくまで画像の検査なので、確定診断には組織検査や細胞検査が必須です。
しかし、大まかな傾向を知ることで、より動物にとって負担の少ない検査ができますし、
手術の是非を決定することにもつながります。
また、肝臓の血管の構造を知ることで、肝臓のどの部分にしこりがあるのか?を
確認することができます。
こちらも手術の方法に違いがでてくるため、非常に重要です。
いずれも、個体差が多少あり、判断に迷うこともある。
ということでしたが、日々鍛錬を重ねることで、より正確な診断になるように努力したいと思います。
なお、当院ではCT検査データは、専門の画像診断医によるダブルチェック法を採用しております。
そのため、結果が出るまでに少しお時間はいただきますが、見逃しのない読影をおこなっているため、
ご安心いただければと思います。
次回第3回の小動物CT研究会は3か月後の予定ということで、今回学んだことをしっかり復習し、
次に活かしていければと思います。