セミナー参加報告

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救急セミナー

2024年11月02日

こんにちは、獣医師のあさぬまです。

最近は朝晩冷え込むことも多くなりましたね。

北海道では初雪も降ったようですが、そろそろ冬の足音が近づいてきているようですね⛄

 

さて、先日院内で行われた救急セミナーに参加しました。

救命救急の最前線で働く先生のセミナーはいつも勉強の連続です。

今回のテーマは、

「人工呼吸」についてです。

人工呼吸とは、人工呼吸器を用いて意識下あるいは無意識下の人間あるいは動物の呼吸を補助することです。

人の場合は様々な方法がとられるのですが、動物の場合は、基本的に麻酔をかけて、『無意識下』で行う人工呼吸のことを指します。

 

『自分でする呼吸』と『人工呼吸器にさせられる呼吸』は一緒だとおもいますか?

実は似ていても全く異なるものです。

自分でする呼吸は息を『吸い込む』呼吸なので、自然に均等に肺が膨らみます。もともと血液の流れが盛んな部分にしっかりと血液が向かうので、

効率よく、酸素を取り込み、二酸化酸素を吐き出すことができます。

一方で、機械でさせられる呼吸は、『押し込む』呼吸です。風船に空気を入れるような方法で、息を吐き出すときは、

どれだけ膨らんだかによって、勝手にしぼんで空気が出ていくように吐き出します。

膨らみやすい部分が優先的に膨らむことになるため、必ずしもその部分に空気がたくさん入るわけではなく、非効率的です。

 

人工呼吸器につなぐことで肺炎を起こしたり、肺をさらに障害してしまうことも知られています。

ではなぜ、人工呼吸器につなぐのでしょうか??

答えはシンプルで、つながないと苦しいからです!

 

肺の病気や心臓の病気の影響で、自分の力ではうまく呼吸できなくなってしまう子がいます。

酸素は生き物に絶対必要なので、呼吸ができないといつかは酸素不足に陥ります。

また、二酸化炭素は動物に有害なので、うまく換気ができないと、二酸化炭素がたまりすぎてしまい、心臓が止まってしまいます。

その状態を打破するために、人工呼吸器につなぎ、酸素化と換気をサポートします。

その間に、元々の病気を治すための時間稼ぎです。

人工呼吸器にはいくつかの欠点があります。代表的なものをご紹介します。

①治癒率は、もとの病気の重症度と種類による

呼吸困難を起こすに至った元の病気が比較的早く治せるものであれば予後はいいです。

一方で治せない病気で呼吸困難に陥ると、治すことが困難です。

例えば、心臓病から起こる心原性肺水腫は比較的早く病気のコントロールが可能なので、予後は比較的良いです。

一方で、重度の感染症や腫瘍による悪化は、治せないあるいはかなり長期間の人工呼吸器が必要です。

 

②治療に時間がかかり、費用も高額になる

人工呼吸器につなぐ期間は最短で数日、最長は1~2週以上です。

その間は動かないようにずっと麻酔をかけておく必要があります。

 

そこまで頑張っても人工呼吸器の治療成績は決して良くないのが現状です。

それでも、人工呼吸器の設定の仕方やモニタリングすべきことなどを勉強することができたので、

少しでも危険な状態の動物の救命に役立てたいと思います!

飼い主セミナー🚑

2024年10月31日

こんにちは、看護スタッフの金です!

10月28日に飼い主様に向けたセミナーを行い、

12名の飼い主様に参加していただきました!

今回のテーマは、

救急セミナー

〜病院に着くまでにお家でできること〜 です。

 

自分の飼っているわんちゃん、猫ちゃんが目の前で急に意識がなくなったり呼吸をしていない時にすぐ動ける方は少ないと思います。

なので飼い主様が少しでも安心して対応できるきっかけになるように、心臓マッサージの実習をメインに今回のテーマにさせていただきました。。🚑

病院に着くまでに、心臓マッサージや電話で話す内容、緊急の状態はどんな症状か、人間と動物の救急対応は何が違うかなど資料と一緒に説明をしました!

 

その後、心臓マッサージをメインに実習、最後に質問に答えさせていただきました。

人間ではテレビだったり、習うことも何回かあるが、動物は無かったので実際に実習できて良かったとおっしゃってくださいました!

飼い主様の意見交換にもなり、飼い主様からの視点での質問も出て、私も勉強になりました!!

アメリカ外科セミナー

2024年10月30日

こんにちは、獣医師の森本です!

先日、アメリカの外科のセミナーに参加させていただきました🗽

海外の外科専門の先生から口腔外科、呼吸器外科、消化管外科などの様々な分野の手術の手技やテクニックを教えていただきました✨

普段の診療ではあまり頻度の多くない手術の手技を細かいところまで教えていただけたので、実際の手術の時に安心して良い手術を提供できると思います❗️

また、専門の先生との会話は英語がメインで細かいところコミュニケーションが上手く出来なかったので、今後はもっと自分の伝えたいことや教えてもらいたいことが伝わるように英会話を習得することが課題だなとも思いました😓

今回学んだことを更に他のスタッフへ伝えることでミズノ動物クリニック全体のパワーアップにも繋げられればとも思います!

 

自分は少し延泊してグランドキャニオンなどを観光しました。

雄大な光景が広がるのを実際見て、アメリカ大陸を感じることができました✨

パピークラス🌸

2024年10月29日

こんばんは!!看護スタッフの渡辺です!

パピークラスを開催しました🍀

今回はクレートトレーニング、卒業証書授与式🌸🎓でした!!

 

皆さん日頃からクレートを使用していたようで寛いでいる子もいました✨

クレートはリラックス出来る所!という認識はとても大切なのでいい事ですよね🐶🐶

 

あたちのお部屋よ✨なきゅうちゃん!

 

病院にあるクレートで復習中のラテくん!素晴らしい勢いでした👏

 

クレート大好き小豆ちゃん💕出るのも、戻るのもスムーズでした🌸✨

 

フリータイム前のソワソワ蘭丸くん🌼

クレートも上手に入っていましたね!!

 

 

このメンバーでは最後のフリータイム🥹‪各々成長を感じられました!!

 

皆さん本当に4回お疲れ様でした!!また遊びにだけでもいいので是非病院に来てくださいね😊✨

接遇セミナー

2024年10月29日

こんにちは、看護スタッフ金です。

先日1年目だけの3回目の接遇セミナーを受けました。

今回は、

今まで教えていただいたことの研修の振り返りと自分が将来のキャリアプランを考えました。

振り返りをしたことで自分がまだ足りないことや頑張りたいことも明確になり、2回目の時はできていなかったことができていたり、成長を感じることができました。

 

キャリアプランでは、10年後の自分はどうなっていたいか。そのためには、1年後、3年後、5年後に取り組むべきことはなにか。を考えました。

私は、日頃キャリアプランを考えることが少ないので、10年後の自分が想像つかなく難しかったです。

しかし、1年後、3年後と遠くない将来のことは考えることができ、これから自分が成長するために今回と照らし合わせてより考えていきたいです。

他にも1年目の獣医師やトリマーの意見を聞くことができました。機会があまりないので、これからミズノ全体が良くなるためにも大切だと思いました!

 

麻酔学校第5回

2024年10月29日

こんにちは!看護スタッフの榎澤です🍀

早くも麻酔学校第5回です、、

とてもためになるセミナーなのでまだまだ開催してほしいぐらいです🥲

 

今回は循環管理に大切なことを学びました。

 

心拍出量

平均血圧

前負荷

後負荷

これらは麻酔での循環管理に大切なことで、ポイントを学びました。

 

・心拍出量    循環の中で左心室から大動脈に流れ出る量のことを言います。つまり心臓から全身に送られる血液の量です。大動脈にはたくさんの酸素やGluが流れています。心拍出量が少ないと全身の器官に栄養がいかず元気が出ません。

 

・平均血圧   臓器に血液を送る圧のことです。この平均血圧のことをMAPといい手術中MAPが下がらないか随時確認が大切です。しかし心拍出量がしっかりあってMAPがあるのか、血管収縮によってMAPがあるのかを見極める必要があります。

 

・前負荷    心室に戻ってくる血液量のことです。前負荷が少ないと脱水や出血を疑います。多い場合は輸液量が多すぎるなどを考えます。

 

・後負荷    大動脈に血液を送る心筋の圧のことです。多い場合は血管収縮していて流れにくい可能性があります。

 

これらを麻酔管理で考えながら輸液や薬を使っていきます。

薬を入れる際はどの受容体に効くか考える必要もあります。β受容体は1心臓の収縮を高める、2血管拡張、気管拡張があります。つまり心拍出量に関係している受容体です。α受容体は血管収縮、つまり血圧上昇に関係している受容体です。

 

手術中の平均血圧の確認は心拍出量なのか、血管収縮なのかを見極めて麻酔薬の選択ができるようにこれからも勉強していきたいと思います!

ラスベガス外科実習

2024年10月29日

こんにちは、獣医師の久米です🐱
先日ラスベガスへ外科手術の研修に行かせていただきました✈️

今回の実習は内容が盛りだくさんで、
1日目は会陰ヘルニアの整復、リンパ節、唾液腺の切除、気管切開、甲状腺の摘出、タイバッグ、直腸外科を学びました。
2日目は短頭種起動症候群の手術、肝葉切除、前立腺切除、恥骨坐骨切開からの骨盤アプローチ、
3日目は上顎、下顎切除や全耳道切除、胸部外科、骨盤を含む断脚術を学びました💭
講義も実習もやりごたえのある内容で、解剖を再確認しながらできる実習はすごくみのりのあるものだと感じました。
実際には行う機会の少ない外科も講師の先生方のでもをみて実践できるのが数少ない機会だと思うので、とても貴重な経験となりました!
実習後は一緒に行った先生方と食事に行ったり、少しだけカジノを楽しんだりと実習以外でも人生の学びになることがたくさんありました✨

今回学んだことは全てこれからの手術に活かせるものばかりだったので、実際の業務に活かしていきたいです🐱

建物の大きさも煌びやかさも日本とは桁違いのキラキラした街でした✨

しつけセミナー

2024年10月26日

こんにちは!看護師の難波です!

 

先日、院内のしつけセミナーに参加しました。
今回は少しでも動物の病院でのストレスを減らすためにできることというテーマの続きの内容でした。
ご褒美のあげ方・使い方、種類、状況に応じたご褒美などを、先生の病院で行っている場面を動画で参考にしながら学ぶとともに、
当院での診察や治療、トリミングでの実践をシェアし、評価していただきました。

 

ワクチンなど食べても問題ない診察ではおやつを取り入れて、おやつに夢中になっている間に注射する。またおやつよりも痛みや不安、緊張が勝ってしまうこには、無理におやつを食べさせるのではなく、終わってからの回復の時間を大切にするといいです。

診察(病院)が痛いこと・嫌なことで終わらないよう、終わってからご褒美(おやつ・おもちゃなど)をあげるのも1つの方法です。

また音を使うというのも有効な方法の1つと学びました。
例えば肛門腺や体温測定を行う時、どうしても動物はお尻の方に意識がいってしまいます。
そこでおやつの袋のしゃかしゃか音などを頭の方で鳴らすとそっちに意識がいきます。

 

 

少しでもストレスを減らす方法には犬種や状況、動物のサインなど様々な要因を考慮する必要があり、正解がある訳ではありません。
様子を見ながら頑張ってくれている動物のストレスを減らせるように観察・工夫をしていきたいと思います!

リハビリセミナー🦴

2024年10月26日

こんにちは、看護師の石井です🐱

先日小笠原先生のリハビリセミナーを受講しました。内容は前回に引き続き、サルコペニア(筋量、身体機能低下)についてでした。

筋肉量や身体機能が低下してしまい少しでもQOLを向上させるために筋力トレーニングを行えると筋肉量の低下、寝たきりの介護の苦労が少しでも軽減できるのかなと思いました。

 

RM=最大反復回数

一定の重さに対して何回反復できるかにより限界となる運動強度を判断することができる。

1RM=全力で1回だけ挙げられる重量(最大筋力)

総負荷量=トレーニング強度×回数×セット数

筋肥大をさせるには高強度のトレーニングが効果◎

ただ、筋量を増加、維持させたい子の中にはシニアだったり大きな負荷をかけられない子もいます。そういう時に高強度のトレーニングをハードに行ってしまうと体に大きな負担になってしまいます。

運動強度のトレーニングとして

①低強度×回数セット:多め

②高強度×回数セット:少なめ

で行うとシニアにも若い子、健康な子にも同等の効果が得られます。

また運動のスピードと筋肥大の効果として

運動スピード速い(~4秒)、中程度(4~8秒)は同程度の効果が得ることが出来、遅い(8秒以上)だと筋肥大効果はないとの事でした。

 

当院でもリハビリに来る子は月齢や疾患、目標とすべき事はバラバラなのでその子にあったトレーニングペースを考えて取り組みたいと思います💪

インプルーブ外科セミナー

2024年10月23日

こんにちは、獣医師のあさぬまです。

寒暖差が激しいですが、日中暑い日でも、風に秋を感じるようになりましたね!

 

先日、大阪で行われた外科のセミナーに参加してきました。

定期的に参加しているセミナーですが、

今回のテーマは『副腎、膵臓、甲状腺、上皮小体』でした。

馴染み深い臓器として、①副腎、②膵臓を紹介します。

①副腎:

腎臓のそばに左右存在する臓器です。

主にホルモン分泌をつかさどる臓器で、血糖値をコントロールしたり、体のミネラルバランスを調整したり、血圧に関するホルモンを分泌する、

とても重要な臓器です。

副腎は非常に小さく、4mm程度しかないのですが、その機能は計り知れません…。

手術が必要になる場合は、副腎が腫瘍になってしまっていることがほとんどです。

副腎の腫瘍は、ホルモン分泌性の有無で分けられますが、普通の検査ではそのホルモン量を知ることはできないため、

採血や尿検査でホルモン測定を行うことで、診断します。

内科治療を実施されることも多いですが、病気の種類によっては、早急に対応する必要があります。

副腎は非常に血管に近い部分に存在する臓器なので、進行すると、

腫瘍が血管の壁を破って、血管の中にまで進行することがあります。

ホルモン分泌していない腫瘍は、症状がないので、定期的に健康診断をしてあげましょう!

 

②膵臓:

消化酵素を分泌する外分泌機能と、ホルモン分泌をする内分泌の2種類の機能を持つ臓器です。

犬や猫で膵臓の手術が必要なことは少ないですが、主に癌で摘出することがあります。

しかし、膵臓癌は非常に転移しやすく、診断時に転移が存在することがほとんどです。

また、膵臓は身体にとって重要で替えが利かない臓器を囲んでいますので、

積極的に治療する場合は合併症の心配もしなくてはいけません。

症状は原因にもよりますが、下痢や嘔吐などの症状のほかに、発作が起こることもあります。

これはインスリノーマといわれる血糖値を下げるインスリンが大量に分泌される腫瘍の影響です。

 

いずれも難易度の高い手術ですが、適切な治療が寿命や元気な期間を延ばすことにつながるので、

定期健診と、何かあればすぐご相談ください!