セミナー参加報告

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improve小動物外科実習

2023年12月21日

みなさんこんにちは、獣医師の久米です🐱

今回はインプルーブ小動物外科実習で大阪まで行ってきました✈️

1日目は胸腔外科、2日目は泌尿器外科、消化器外科について学びました。

海外の先生から直接聴き、学ぶ実習はとても貴重な機会なので緊張しましたが最後まで楽しみながら学ぶことができました。

胸腔外科はまだ業務でも触れたことがないので未知の領域でしたが、その部分に触れることができてとてもよい機会になりました。

手術は手技以外にも麻酔が大切になるので、合わせて麻酔に関する講義もしっかり身につけこれからの業務に活かしていきたいです!

眼科セミナー ~緑内障~

2023年12月16日

こんにちは。

獣医師の江木です。

第7回眼科セミナーを受講してきました。

今回は緑内障についてでした。

緑内障は目の中の圧力”眼圧”が上がることで視神経が障害されて引き起こされる病気です。

人では高齢になるほど緑内障患者さんは増える傾向にあります。一方で犬の場合、一般的には中~高齢発症ですが、犬種によっては3−4歳頃から発症するこもいます。

中齢以降になったら、特に異常を感じなくても健康診断で定期的に目をチェックしておくことをおすすめします。

なぜなら、犬の場合片目で緑内障を発症して片目の視野のみが欠け始めていたとしても、なにも不自由なく暮らしているように見えることが多く、異変に気がついたときには相当進行してしまっている可能性が高く、視覚を失ってしまっていることも多いからです。

緑内障は治る病気ではなく治療により進行を抑える必要があるため、早期発見がとても大切です。

目の検診は受けたことがない、そんな方は一度ご相談いただければと思います。

救急対応実践セミナー

2023年12月07日

こんにちは。看護師の難波です。

 

 

先日、救急対応実践セミナーを受講しました。
今回は心配蘇生処置について学びました。

 

心肺停止の時には迅速な対応と判断が必要になってきます。

CPA(心肺停止)の判断は5〜6秒、可能な限り10以内に行う必要があるそうです。
このCPAの判断は呼吸を見ます。
脈や心電図では時間がかかったり誤った判断になることがあるためです。
例えば心電図の波形がとれていても、実際には脈や心拍動がないこともあります。

 

また胸部圧迫時にはモニターの設置や気道確認、血管確保など様々なことを同時に行いますが、胸部圧迫を止めずに行うことの重要性を学びました。

 

心拍再開させるためには、胸部圧迫の開始の早さと質がかなり重要になってきます。

緊急時に迅速な対応ができるよう、
普段からできることをして備えて起きたいと思います。

12月 飼い主セミナー

2023年12月06日

こんにちは!看護スタッフの榎澤です🌟
先日飼い主様向けセミナーをさせて頂きました!

5組の愛猫家の皆さまご参加いただきありがとうございました🐱💓

今回はテーマが『いいにゃんこの日!』ということで猫ちゃんの理想な飼育環境、爪切りのポイント、多い病気について話させていただきました。

私にとって初めての飼い主セミナーだったので緊張しましたが、参加して下さった皆さまがメモを取ったり質問して下さったりと熱心に聞いていただいたので楽しくできました。

皆さまの生活の手助けになれたらとても嬉しいです😊

こいぬ・こねこの教育アドバイザーベーシック

2023年12月03日

こんにちは!看護師の泉山です。

 

第3回子犬子猫の教育アドバイザーのセミナーを受け、今回は子犬の困った行動とその対処法について学びました。

 

子犬と幸せに暮らして行く中で、「しつけ」はとても大事なことです。しかし、その「しつけ」自体を間違えた方法で行ってしまうと、子犬の問題行動は直らず、増えていく可能性もあります…

 

例えば甘噛みや咬んでくる場合、無理に鼻先を手で持つことや、子犬の体をひっくり返して押さえつけようとして、飼い主が強い存在であることを教えようとします。その結果もっと強く咬むようになるかもしれません。

 

ここで改善することは、まず咬まれる状況を作らないことです!!

 

①日頃から手足を使って子犬が興奮させるような遊び方をしない。おもちゃを使う!

 

②遊んでいる間に手足に咬みついてきたら「あっ!」と言って遊びを中断する。咬むたびに毎回行う。

このように問題行動が出てしまう状況・環境をなるべく減らしていくことから始まります。

 

また、社会化として子犬同士で遊ぶことも大切です。

 

 

そして…

子犬がしっかり遊び、疲れた時間帯に優しく穏やかな気持ちで撫でたり、おやつやフードを使って「おすわり」や「待て」などのコマンドトレーニングを教えるなど、咬むこととは違う人との楽しいふれあい方を知ってもらうのです!🤲🏻🐶

 

 

お互い無理をせずに、少しずつ問題行動を減らしていき、トレーニングの時間も一緒に楽しんでいただけたらなと思います!

皮膚科セミナー

2023年12月02日

みなさんこんにちは!獣医師の園田です。

 

今回皮膚科専門のセミナーを受講してきました。感染症、皮膚科の回に始まり5回目の今回は心と皮膚の関係についてでした。

その子の癖であったり、ライフイベントの変化による一時的なストレス、慢性的なストレスによって動物は舐めたり引っ掻いたりと言った行動にでます。

 

診察室でも足先をよく舐めると言った相談を受けることが多いです。もちろんマラセチア皮膚炎など本当に痒みを呈している場合もありますが、一つには暇であったり、気を引こうとしたりといった気持ちの変化で舐めていたりすることもあり判断が難しかったりする点です。

言葉が通じない動物たちの気持ちの変化を皮膚や行動から少しは汲みとれたらと今回学んだことを活かしていきたいと思います!💪

眼科セミナー

2023年12月02日

みなさんこんにちは、獣医師の園田です!

先日眼科専門医の先生から白内障についての講義を受けてきました!

白内障は人でも日帰り手術できるような身近な病気ですが、もちろんわんちゃん猫ちゃんにも起こりえます。

光を屈折させるレンズのタンパク質が変性してしまうことで視覚に影響を及ぼす病気で、病変の起こる部位や犬種による特異性、またよく混同され間違われやすい核硬化症との鑑別のポイントを学んできました!

目の変化は見た目にも飼い主さんも気付きやすいところではあるので診察室でも質問の多い分野です。今回もよく復習しておきたいと思います!💪

画像診断セミナー

2023年12月02日

みなさんこんにちは!

獣医師の園田です。

 

先日画像診断専門医の先生から肝臓病変の見方を教わりました。

肝臓は栄養を蓄えたり、食べ物の消化に必要な胆汁を作ってくれる大事な臓器です。今回はその肝臓に出入りしている血管や胆汁の通る胆管の見え方に変化が出てくる病気の超音波検査上での見え方を学びました!

普段は均質な臓器ですが、心臓が悪かったり、栄養を運ぶ専門の血管が動脈と短絡してしまった場合などで脈管が様々な程度で拡張してきます。

先輩や先生に教えてもらいながらではありますが、自分も超音波検査に触れ始めているので今回教わったこともよく覚えて診察に活かしていきたいと思います!💪

リハビリセミナー🦴

2023年11月25日

こんにちは、看護師の石井です🐈

先日専門医の小笠原先生によるリハビリセミナーを受講しました!

今回から整形外科疾患に対するリハビリを学びました。今回はリハビリの仕方ではなく、どのような過程、機能回復をするのに重要なバランスについて細かい所を詰めていきました。

整形疾患では正常な動きにできるように、組織治癒→機能回復→活動適応という過程を通してリハビリを行っていきます。

そして1番大事なのは”可動性と安定性”でどちらかだけが良くても理想的な回復とならずこの2つのバランスがとても重要だそうです。

普段リハビリを行なう上でなぜ、治したい部分がどうしたら理想的なものになるか、考えながら行っていきたいと思います!

エキゾセミナー🐢

2023年11月25日

こんにちは、獣医師のあさぬまです。

最近、暑い⇔寒いが不安定ですが、体調はだいじょうぶですか?

私は、仕事で北海道に来ましたが、大雪でビックリしています⛄

 

先日、エキゾチック動物に関するセミナーに参加しました。

当院では少し前からエキゾチック動物の専門医による診療を受付はじめましたが、

診療の前にエキゾチック動物に関するセミナーを開催してくださるので、興味深く聞いています。

 

今回のテーマは「カメ」でした。

今回は少し時間が短かったので、カメの分類について触れて説明がありました。

カメにはいくつかの分類がありますが、わかりやすいものとしては、水ガメと陸ガメではないでしょうか?

水ガメの代表的なものは、ミシシッピアカミミガメ(いわゆるミドリガメ)でしょうか?

陸ガメは、動物園などにいるのしのし歩く○○リクガメですかね?

カメは英語で?

と聞くと、多くの方が、「タートル」と答えてくださると思いますが、実は「タートル」は水ガメのことです。

陸ガメは?というと「トータス」と言います。豆知識ですね✨

カメは非常に長寿なことが知られていますが、特にリクガメは長生きで、平均寿命は60年程度とされていますし、

長寿記録では150歳を超えることもあるようです💦

昔から長寿のシンボルになることもうなずけますね…。

私は、リクガメののほほんとした感じが大好きで、動物園とかに行くとついつい見入ってしまうのですが、

皆さんはどうでしょうか🐢?

 

そんなカメにについてとても大事な話をしなければなりません。

今年から法律が変わり、ミシシッピアカミミガメなどのアカミミガメ類は条件付き特定外来生物になりました。

特定外来生物とはなにか?

飼育、譲渡、捕獲、売買、放流などが厳しく制限され、日本の生態系に著しく影響を与える可能性がある動物のことです。

他には、マングースやブラックバスもこの法律で期性されています。

飼育にはマイクロチップの挿入と、申請が必要になります。

が!

ミシシッピアカミミガメに関しては、現在飼育頭数が比較的多いことが推測されるため、

すぐにこの法律は適応されず、『条件付き』となっています。

現在、飼育、無償譲渡、捕獲は可能です。

しかし、売買、放流は禁止です!

決して近くの川や池などに放すことはせずに、自宅でかわいがってあげてください。

 

エキゾチック動物はかわいく、犬や猫にはない愛らしい部分がありますよね?

ただ、どれも日本固有のものではなく、日本の生態系に大いに影響を与えます。

また、診察できる獣医師も限りがあります。

もし新しくエキゾチック動物の飼育を考えられている方がいれば、多くのことを考慮し

生涯面倒を見てあげてくださいね🐢