セミナー参加報告

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マネジメントセミナー

2025年08月23日

こんにちは。看護師の田村です。

先日、動物病院マネジメントのセミナーに参加させていただきました。「伝わる病院はチームが育つ」をテーマに実際の動物病院での事例発表や、動物病院専門の経営コンサルタントの方の講演を受講させていただきました。

最初に他企業の事例紹介から動物病院で実際に行う仕組みについてお話しいただきました。

動物病院内でのコミュニケーションの現状としてよくある課題として、・会議で決めても実行されない・同じ議論が何度も繰り返される・情報が一部のスタッフで止まる、ことが挙げられます。また、そこから目指すべき姿として、・決めたことが確実に実行される・会議が効率的に進行する・情報が全員に共有される、ことが挙げられ、「決めたことを確実に共有する」ことがゴールとして取り組んでいく必要があります。

動物病院によって人数の規模が異なり、その人数に合わせた会議などでの運営方法を決定していく必要があります。当院での規模としては幹部にあたるリーダー層でのミーティングの運営をしていきます。ミーティングを行う上での5つのステップを紹介していただきました。

① 広げる:全員が必ず発言する(批判禁止で量を重視)
② まとめる:3~5束に分類し、似た意見をグループ化する
③ 決める:基準を明確化にして最優先の一点を決定
④ 具体化:5W1Hで明確に誰が何をいつまでに
⑤ 確認:読み上げ確認、決定事項を掲示

全てを実行していくことが目標にはなりますが、この中で①の意見を出すことについてまず最初に実践していきたいと考えました。あるテーマについて2~3人組でのグループでの議論をしてもらい、グループごとに発表していきます。今までは個人での意見の発表をしていましたがなかなか意見が出ないこともあり進行が難しいと感じていました。この方法を活用しスムーズかつ、意見の出しやすいミーティング進行を身につけられたらと思います。

実際に動物病院での事例発表を聞いたり、動物病院スタッフ同士での交流が持てたり、とても有意義な時間となりました。院内スタッフのコミュニケーションの質を更に高められるように日々努力していきたいと思います。

エキゾセミナー‪‬🐥⸒⸒

2025年08月22日

こんにちは!看護師の前寺です!

 

先日、院内にて霍野先生のエキゾチックアニマルセミナーに参加しました。

 

今回は小鳥さんの飼育方法について学びました。

種類によって特徴も異なるので、その子に合った飼育方法を見つけてあげることが大切です。

例として、ケージの大きさをあげてみます。管理が大変にはなりますが、基本的には大きいほど良いとされています。また、何羽で飼うのか、放鳥するのか、クリッピング(翼の一部を切って飛行能力を制限)をするのかによっても適切なサイズが変わってきます。

止まれ木は、木製をオススメします。フィンチは三前趾足なので、ホッピング(ジャンプするように移動)で移動し、どんな枝でも止まることができます。ただし、ケージの金網を移動することができないので止まれ木の太さを変えたりなどの工夫が必要です。

餌入れは鳥の性格や汚れ具合で決めます。ダイエットや衛生管理では浅くて小さいものが良いです。

部屋の温度は25~30度くらいが適切です。

 

まだまだ知らないことが多いですが、これからも積極的に学び知識を増やしていきたいです。

VOA第1回

2025年08月20日

こんにちは看護スタッフの榎澤です。

先日整形VOAのセミナーに参加をしました。

第1回だったのでまず整形の手術で気をつけること、基本の骨や筋肉の動きを理解するところから学びました。

整形の手術で一番大切なことは感染を起こさいないこと!整形は体内にプレートやぴんを入れることで骨の固定をする手術があり、そこから感染が起きることがあります。そのため術中の雑と滅を徹底します。術者だけでなく外回りの看護師も気をつけたい所です。

そして術後の管理も慎重に扱うことも大切だと学びました。

 

次に整形では骨や関節の働きをしっかり頭に入れる必要があります。

骨関節は、骨と骨が連結している部分で、可動性や安定性を担っています。骨と骨が繋がるだけではすぐ外れてしまうため関節を保護するため関節包があり、動きを滑らかにするため滑液などがあります。また骨と骨を繋ぐ役割をしている靭帯もありそれぞれの役割によって、関節の動きや衝撃吸収、安定性が保たれています。

運動に大切な筋肉は骨についてありその部分を腱と言います。

どの部分にどんな筋肉が繋がっているかで運動の可動域、姿勢の維持など役割が決まってきます。

 

次回は症例別でどの部位に対する手術かなど学ぶ予定なので関節の動きや仕組みを復習し頭で想像しながらセミナーを聞けるようにしたいです。

外科セミナー

2025年08月18日

こんにちは獣医師の田口です!
先日、消化管吻合手術に関するセミナーを受講しましたので報告させて頂きます。

消化管吻合手術とは、腸や胃など消化管の一部を切除し、健康な部分同士をつなぎ合わせる外科手術のことです。この手術は以下の様な状況で適用されることがあります。
・消化管の壊死・・・腸重積や異物による腸の閉塞で、血流が阻害され壊死した腸管は切除する場合があります
・腫瘍・・・消化管に生じた腫瘍を切除します
・消化管穿孔・・・何らかの損傷で穿孔した消化管は切除する場合があります。

消化管吻合手術は、犬や猫の命を救うために不可欠な外科手術です。
ただし手術そのものも大変ですが、術後管理や合併症対策が成功のカギとなります。特に消化管吻合部位の離開は、細菌性腹膜炎などの致命的な合併症を引き起こす可能性があるので、こまめな管理とモニタリングが重要となります。

今回は消化管吻合手術に関するセミナーでした。今後の診察に行かせる様に、よく復習したいと思います!

リハビリセミナー🦴

2025年08月16日

こんにちは、看護師の石井です🐱

今回のリハビリセミナーは前回に引き続き後肢の筋肉について座学と実習で学びました!

今回は「腸腰筋」がテーマです。

腸腰筋は大腰筋という第2~7腰椎から小転子にかけて付いている細長い筋肉と腸骨筋という腸骨の内側に付いている小さい筋肉によって成り立っています。

腸腰筋の働きは股関節の屈曲、腰椎の安定をさせています。腸腰筋が萎縮してしまうと後肢が前に出てきてしまい、立位姿勢が崩れてしまいます。また伸展した時に抵抗感があったり、片足の萎縮などがあると挙上したりと症状が出てきます。

腸腰筋に対するマッサージのアプローチもいつも協力してくれている病院犬のルカちゃんに実践しました💪

筋肉を上から抑え、股関節の屈曲伸展をして筋肉が動くのを確認してゆっくり大きすぎない動きで10回ずつくらい揺らしていきます。萎縮していたりすると少し痛がる子もいるので様子を見ながらがやはり大事ですね😌

ルカちゃんは後肢の筋肉が少し衰えて来てしまっているので分かりやすかったですが、ぽっちゃりさんなどは少し分かりにくいみたいです😅

ルカちゃんもシニアなので少しでも長く楽しく歩けるようにマッサージが上手になれるように頑張ります👊

しつけセミナー🐶

2025年08月16日

こんにちは、看護スタッフの山下です🐶

先日しつけセミナーに参加をしてきました!

今回のテーマは「仔犬のお散歩デビュー」でした🐾

お散歩デビューの準備段階として大切なことは、お散歩グッズに慣れてもらうことです。

お散歩をするには首輪やハーネス、リードを装着する必要がありますが、慣れていない圧迫感にびっくりしてパニックを起こしてしまうわんちゃんもいます😵

そのため、まずはお家の中でお散歩グッズを身につけた状態でおもちゃで遊んだり、楽しいことをしながら慣れてもらうことが大切です☺️

そして次の段階として、リードなどを装着した状態で抱っこをしたままお外に出る、「抱っこ散歩」をすることで、お家とお外の環境の違いに少しずつ慣れてもらいましょう。

抱っこ散歩はワクチンプログラムが完了していないわんちゃんでも行うことができます🙆‍♀️

ワクチンプログラムも終了し、本格的にお散歩デビューとなったわんちゃんの初めてのお散歩の時は、安全の範囲内でお外探索を見守ってあげましょう!

抱っこ散歩の際もお散歩デビューの際も大切なこととして、刺激の少ない場所からお散歩を始めてあげることが重要です。

人通りの多い場所や、ドッグラン、イベント会場などはお散歩に慣れるまでは避けましょう。

わんちゃんが怖がりさんの場合は、無理にリードを引っ張ったりせず、自分から歩き出すのをゆっくり待ってあげることが大切です😊

お散歩は多くの人や物、他の家庭のわんちゃんなどたくさんの刺激で溢れています。

私自身もそうでしたが、初めてわんちゃんを出迎えた方はお散歩デビューに不安感を持っている方もいらっしゃるのではと思います。

わんちゃんも飼い主様もお互いが楽しくお散歩出来るように、ゆっくり無理のない範囲でお散歩に慣れていくことが大切です✨

愛玩動物看護師の輪

2025年08月14日

こんにちは!看護スタッフの宮本です。先日日本愛玩動物看護師会さん主催イベントにて愛玩動物看護師として、ER八王子に勤務されている高橋さん、オレンジペットクリニック/国際動物専門学校に勤務されている小島さんから講義を受ける事が出来ました。

高橋さんからは、動物高度医療救命救急センターの愛玩動物看護師として迷いながら働いている所。。。漠然と悩むのではなく看て、考える。

様子の変化にいち早く気付き、検査や数値の意義を今一度理解した上で、獣医師に報告する。その事の重要性を改めて考えさせられました。

小島さんからは、より良い動物看護を考える。国試勉強の際に出てきた動物看護過程の視点がいかに大切かを講義して頂きました。

どんな病気が院内で多いのか集計をとり、どんな病状だったのか、どんな処置をしたのか、振り返ってみる所からスタートしたそうです。なかなか真似は出来ない事ですが動物看護過程という私たち愛玩動物看護師ならではの視点。

私も突き進むだけではなく、時には立ち止まり、振り返り、相談し、より良くなるように現場に活かしていきたいです。

 

日々の悩みやもどかしさを日本全国でプロフェッショナルとして想いを持って働く、愛玩動物看護師の方々と話し合えてとても有意義な時間を過ごすことが出来ました✨

ペットロスセミナー

2025年08月09日

こんにちは!看護師の新井です!

 

先日、ペットロスについてのセミナーを受講しました。

動物とのお別れを迎えるときに動物病院としてできること、飼い主様がどのように看取ることで少しでも納得のいくお別れができるのかを考えました。

 

そもそもペットロスとは、「愛情や愛着の絆によって結ばれた、かけがえのない存在を喪失した時、感情、身体、認知、行動面などに起こる反応」とされています。

 

動物たちがどんな存在であるかは人それぞれですが、長い時間を共に過ごしてきたことで人と動物との間に「愛着の絆」というものが生まれます。これは、時間と空間を超えて永続するものされておりお別れをしてもずっとどこかにいてくれるように感じるとされるものです。

 

また、大切なものを失ってしまったときに感じる悲しみを「グリーフ」といいます。

これによって、睡眠障害や気だるさ、情緒の不安定、注意力散漫、社会との交流を避けるなど様々な変化が見られることがあります。

ですが、これはペットロスに伴い多くの人に現れる反応です。

 

このような反応を少しでも減らし、思い出を胸に前を向いて暮らしていくために

・納得のいく看取り方をすること

・悲しみを表現すること

・動物を亡くした悲しみや痛みに理解を持ってもらうこと

 

この3つが大切になります。

病気で亡くなってしまった子、寿命を全うした子、突然亡くなってしまった子いろんなお別れがあると思います。今回は先ほどの3つの大切な要素のうち「納得のいく看取り方をすること」に着目し、その中で看取り方の1つの例として「安楽死」について考えました。

安楽死とは、治療の見込みがなく苦痛を伴い、重度な運動または機能障害に陥ってる場合に苦痛から解放されるための死とされます。

安楽死と聞くとあまり良くない印象を持たれる方も多いかもしれません。もちろん、最後まで治療をするという選択も生きたいという動物の気持ちを尊重することができる方法だと思います。一方で、薬を飲んでも痛みが和らがないずっと呼吸が苦しく眠ることもできない等の症状が続く場合、安楽死を選択することは動物のためを思っての行動だと思います。

 

看取り方に正解はありませんが、お別れをするときのことを考えておくことでご自身が後悔しない、納得できるお別れができ、私たちスタッフも最大限の治療を行い、飼い主様との話し合いを重ねることでご希望に添えるお別れができると考えています。

 

そして、ご家族でもご友人でも、お別れした子との思い出をたくさんお話ししてあげてください。スタッフにしていただいても大丈夫です。

そうすることで、悲しみを受け入れることができ、また、誰かと共感し繋がりを感じることで前を向くきっかけとなります。

 

 

今回のセミナーを通して私ももっと、飼い主様に寄り添えるように日頃からたくさんコミュニケーションをとることが大切だと感じました。まだまだ未熟ですがこれからも頑張っていきたいと思います。

よろしくお願いします。

しつけセミナー

2025年08月08日

 

こんにちは。看護師の難波です🐈

 

先日、しつけセミナーに参加しました。

 

今回はwebでの参加で実際のトレーニングやパピークラスの共有をしたり、症例から検討したりしました。

 

カミカミしながら食べる好物中にちょっかいを出し、手に怪我をしたという事例がありました。

 

ご自身でできることとしては、
・好物中はちょっかいを出さない
(そういった状況をつくらない)
です。
ちょっかいを出し、噛まれるというのを続けていると、好物中に通るだけでも噛まれるということに発展してしまうかもしれません。

また好物中に噛むのを防ぐという練習にはなりませんが、
ご飯を守る防止として食べている最中にお皿にご飯を追加していくという方法もあります。
こうすることで、手が近づくことはごはんが取られることではない。
むしろ追加されていいことだと考えてもらいます。

 

 

とても良い情報収集の場になりました。適切なアドバイスが行えるよう勉強したいと思います。

歯磨きセミナー

2025年08月08日

看護師のいとうです。

歯磨きセミナーを受講しました。

今回はホームケアを中心にお話がありました、自宅で歯磨きを始めるコツとして、いきなり歯ブラシを持ちゴシゴシ磨こうとしないことです。

飼い主さんが磨くぞー!と意気込んだ顔をして見たことのない歯ブラシを持ちお口の中に突っ込んでくるという行為は感情のある動物さんたちにとってかなりの恐怖かもしれません。なので歯磨きのステップは、少しずつ動物さんが嫌がる前にヤメル、がポイントになってきます。

まずはお口をさわる練習で、動物さんが自分から飼い主さんの手に近寄ってくるように上手におやつで誘導するところからスタートです。

お口がさわれるようになったら、唇をめくってみる、唇がめくれるようになったら、歯ブラシを歯に当ててみる、1ステップをだいたい1週間から2週間くらいかけて行います。嫌がったらムリに進めず1ステップ戻ります。

特徴も性格もちがう子たちです、大切なのは飼い主さんも動物さんも負担なく毎日つづけていくことなのでいっしょにがんばりましょう。