セミナー参加報告

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超音波検査実習

2024年10月18日

こんにちは!獣医師の山野です!

先日画像診断(超音波検査)の実習を行いました✨️

 

今回のテーマは右上腹部でした。

右上腹部とは胃〜十二指腸(小腸)〜膵臓〜胆管辺りのことで、超音波検査で綺麗に画像を出すのが難しい場所です🤔

 

何故難しいかというと、

①肋骨の中に臓器が入り込んでしまったり、胃の内容物で被って見えない

②そもそも各臓器の位置が把握しにくい

③個体によって臓器の配置が若干異なり、一筋縄ではいかない

以上の理由で、苦手な先生は多いはずです💧

 

今回しっかり教えていただいたので、診察でもより生かせていけるように頑張ります💪

眼科セミナー👁

2024年10月18日

こんにちは!獣医師の山野です!

先日眼科のセミナーを受けてきました👀

症例の写真を見ながら参加の先生たちと議論するようなスタイルでした✨️

 

いくつか症例がありましたが、すごく珍しい症例があったのでご紹介します。

 

白内障とは目の中の水晶体が混濁している状態のことをいいます。

ほぼわんちゃんでみられ、多くが中高齢(7-8歳)以上から発症します。原因は加齢性の変化、内分泌疾患(糖尿病)、遺伝など様々です。

自分もわんちゃんでしか白内障を見たことないのですが、ごくまれに猫ちゃんでも白内障になることがあるそうです👀

 

猫ちゃんの白内障の原因は大きくわけて2つです。

1つはぶどう膜炎など目の中のトラブルが元々あって、それが原因で白内障が進んでしまうケースです。こちらはたまにみられます。

もう一方は原発性の白内障で、このタイプの白内障は生まれた瞬間から白内障なんだそうです🐱

猫ちゃんは瞳孔がほそーいので気づきにくいですが、よくよく拡大鏡でみると白内障を発見できます🔎

 

猫ちゃんの白内障はわんちゃんと違って、白内障があるからといって何か治療が必要だったり、目が見えなくなったりはしないことが多いですが、子猫のうちから目が白いかも…と思ったら目の検査をしてもらうことをオススメします✨

眼科セミナー

2024年10月16日

こんにちは、獣医師の今井です。

先日眼科セミナーを受講しました👁️
今回のテーマは点眼薬でした。

私たち人間もドライアイ対策や眠気覚ましとして点眼薬(いわゆる目薬)を活用しますが、動物たちの眼科でも検査や治療のために欠かせないお薬になります。

自宅でワンちゃん猫ちゃんの点眼をするのをなかなか難しいと感じる方も多いかと思いますが、いくつかポイントがあります!

①点眼薬を動物の視野の後ろ(後頭部)から近づける

②眼の中央ではなく、白目の部分に滴下する

③眼から溢れた分はしっかり拭き取り、皮膚炎や脱毛、痒みを防ぐ

また、点眼薬の種類によっては冷蔵や遮光など保存方法にも規定があるのでご注意ください💡

眼科セミナーは今回の受講で折り返し地点なので、しっかり復習して診察に役立てていきたいと思います!

リハビリセミナー

2024年10月14日

こんにちは!看護師の田村です。

小笠原先生のリハビリセミナーに参加させていただきました。
前回に引き続き加齢に伴うサルコペニアについての内容でした。
まずサルコペニアを判断する基準として、
・全身状態・病歴、治療・投薬、サプリ・食事内容や量・日常動作 の確認を行います。更に、運動器、神経学的評価、姿勢や運動、動作の評価を行ってサルコペニアを判断していきます。
加齢に伴うサルコペニアは完全に予防したり、元に戻すことは不可能とされているため、進行を遅らせることを目的とし、①食事で摂取するたんぱく質を増やす②適度な負荷をかける運動を行います。
①たんぱく質摂取量
若齢〜成犬より50%多く必要とされる報告もあったそうです。
実際に過去のデータでも45%たんぱく質含有フードの方が14%含有フードより筋量低下が有意に少なかったとの研究結果もあり、適切なたんぱく質の摂取の必要があることが分かります。
②運動では負荷が大きい運動と小さい運動を取り入れてバランス良く行います。
負荷が大きい運動では、
・ジャンプや階段の昇降・引っぱり運動・歩腹前進
負荷が小さい運動では、
・立位でのサイクリング運動・お手・犬座↔︎立位・体重移動
などを組み合わせて行います。
また、サルコペニアの要因となる加齢の進行を加速させる要因として、
・ストレス(吠える、分離不安など)
・環境(騒音、多頭飼育での他の子との関係性など)
・遺伝
・合併症
・栄養不足
・運動不足
が挙げられています。
すぐにできる対策としても、生活環境の見直しを行うことが大切です。
その上で、適切な運動と栄養(たんぱく質の摂取)をしてサルコペニアの進行を遅らせる取り組みを行っていきましょう。
リハビリの専門外来でもシニアケアについてご相談いただくことも可能です。
事前予約制となりますので、希望の方は当院までご連絡お願いします。

口腔外科セミナー

2024年10月14日

こんにちは、獣医師の森本です。

先日、院内で行われた口腔外科セミナーに参加しました。

今回は様々な歯の異常について学びました🦷

普段、遭遇する機会が少ない疾患や歯の異常を見た目の写真や歯科のレントゲン写真を踏まえて教えていただきました。

中には人生で一度経験するかどうか分からないようなものもあり、とてもためになりました✨

今回のセミナーを受けて歯の異常を見た時に考えなければいけない病気の選択肢が増えたので、より見落としのない診察ができる気がします!

インプットばかりではなく、アウトパットできる機会を逃さないように精進したいと思います❗️

超音波セミナー

2024年10月12日

こんにちは。動物看護師の石毛です。

 

第3回の超音波セミナーを受講しました。

今回は肝臓、脾臓、腎臓、膀胱でした。

学生の頃には習わなかった解剖から学べることができ、まだまだ勉強は必要ですが体の内側から学ぶことでどこでどういったことが起きてるのか理解を深めることが出来ました。

実際に超音波を看護師が行うことはないですが、先生は今ここの臓器を見てるんだ、次はここを見るのかな?と日々の診療で少しずつ学んでいきたいです☺️

眼科セミナー👁️

2024年10月03日

こんにちは、獣医師の佐久間です!
先日、眼科セミナーに参加してきました。今回のテーマは眼科検査でした。

犬の眼科疾患の多くはそれぞれの品種に認められた遺伝性疾患とされており、ほとんどが2歳齢未満で発症しています。人気のあるダックスやプードルは眼科疾患が多い犬種とされています。毛色や年齢、性別によってなりやすい疾患はさまざまです。これらの疾患を見逃さないために検査の流れを学びました。

1.外貌検査
眼球周囲の腫脹がないか、突出・陥没、左右の大きさに違いがないか、目ヤニ、デキモノの有無を確認します。

2.威嚇反応
まぶたを正常に閉じることができるかを確認します。

3.対光反射
目に光をあて、瞳孔が正常に収縮するかを確認します。直接対光反射、間接対光反射から、網膜、神経の疾患があるか検査します。

4.シルマーティアテスト
涙の量を調べる検査で、ドライアイがないか確認します。

5.フルオレセイン染色
目に染色液を垂らし、角膜に傷があるかどうか確認します。角膜上皮に傷がある場合は染色されますが、傷が深すぎると染色されないこともあります。また、鼻からその染色液が流れてくるかで、鼻涙管の通りも評価できます。

6.眼圧検査
緑内障などがある場合は眼圧が高くなります。眼圧は興奮や保定の仕方で数値が変わってします繊細な検査です。

7.スリットランプ検査
角膜、虹彩、水晶体を矢状断面で確認します。前眼房にフレアがないか、水晶体の変位、混濁がないか検査します。白内障の程度はスリットランプ検査で評価します。

8.眼底検査
網膜の血管、色素、タペタムの状態、視神経乳頭を確認します。眼底の構造は犬種、年齢によってさまざまで、血管が蛇行している犬種、若齢だと色素が薄いことなどがあります。

眼科疾患を診ていく上で、限られた時間の中で的確な検査ができるように精進してきたいと思います!

しつけセミナー

2024年09月28日

こんにちは。看護師の難波です。

先日jahaのしつけセミナーを2日間にわたり受講しました。

最終回ということで振り返り、capp活動、グリーフケア、ペットロスについて学びました。
グリーフケアではとはペットが亡くなる時に私たちにできること、体験談を話し合いました。
グリーフとは悲嘆をさし、ペットが亡くなった時、亡くなると分かった時の心身的な反応のことを言います。
それぞれの病院での取り組みを話し合い特に印象的だったのは亡くなった時のエンゼルケアで、その子が元気だった時、若い時に容姿を戻してお返しするというものでした。容姿を整えるだけでなく、元気だった時に戻すというのはご家族にとって良い取り組みだと思いました。

また今回は最終回ということで全員でクラスをつくる発表会を行いました。
相手に言葉を伝えられるような話し方、魅せ方を学び発表に挑みました。
いい緊張感の中発表でき、とても貴重な経験になりました。クラスを行う中で相手を否定しないで成功に導くことや最初に注意事項を言うことで安全の確保と指摘するという相手への不快感をなくすことができます。
楽しいクラスを目指して学んだことを活かしながら実際のパピークラスに役立てたいと思います。

JBVP

2024年09月25日

こんにちは、獣医師の佐久間です!

9/22に開催された日本臨床獣医学フォーラム(JBVP)の年次大会に参加してきました!

今大会は様々な分野のセミナーを受けることができ、皮膚科、消化器、神経科、整形外科のセミナーを受けました!

その中で神経・整形外科の講義を紹介します。
神経・整形外科のセミナーでは歩行異常の分類と評価について学びました。歩行異常は跛行、麻痺(不全麻痺)、運動失調の3つに分類されます。骨・関節・筋肉といった運動器が関与する歩行異常を跛行、中枢神経や末梢神経が関与する歩行異常を麻痺(不全麻痺)、運動失調と定義されています。麻痺(不全麻痺)は大脳、脊髄、運動神経などの運動路の障害によって随意運動が消失する歩行異常、運動失調は感覚経路の異常によって筋肉が協調的に働かないために、動作・運動・姿勢の保持が円滑にできなくなる状態です。跛行は整形外科疾患、麻痺、運動失調は神経疾患であり検査・治療が異なります。

これらを判断するために起立姿勢、負重状態、歩行状態やナックリングの評価、歩行検査、頭や腰の上下運動がないかなど細かな検査を行なって行きます。整形疾患なのか神経疾患を判断し、より細かな検査を実施します。

今回の大会で得たことを今後の診療で活かして行けたらと思います!

救急セミナー

2024年09月23日

こんにちは!看護スタッフの金です!
今回救急セミナーを受けました。

 

まず犬や猫が緊急かどうかの判断で最初に確認することとして呼吸を見ます。

目の前の犬や猫が呼吸の有無、どのような呼吸しているか気づくことが大切です。
気道に問題があるのか肺に問題があるのかも自分で分かるように判断しないといけません。

また、救急対応は、その後が大事になってきます。
助かったとしても酸素モニタリングを行い、モニタリング中に尿があるか、2時間前と今の症状はどう違うかなど、変化を見落とさないことで最後に寝れるようになるのか、それとも心停止してしまうのかが決まるそうです。

そのためにも、
救急対応で必要なものなどをすぐ準備できるようにし、日頃の犬や猫、飼い主さんと関わるときに、見て異変に気づいて、動くことが出来るように頑張ります!!